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販売活動を開始する②

2015.10.31

ポイント①具体的な販売活動の内容

 

  不動産の売り出しを開始したら、売却を依頼した不動産会社は具体的な販売活動を行います。
  その方法としては、「指定流通機構に登録する」「広告媒体に掲載する」「オープンハウスを実施する」などが挙げられます。

  具体的な販売活動を開始したら、物件見学などの問い合わせがあった場合に、売主と不動産会社とができる限り早く連絡をとって対応できる態勢を整えておくと、販売活動を円滑に行うことができます。

 

  ①指定流通機構への登録

 

  不動産会社は媒介契約に基づき、物件情報を指定流通機構に登録します。

  指定流通機構とは、宅地建物取引業法に基づき国土交通大臣が指定した不動産流通機構で、不動産会社間で物件情報を交換するためのコンピューターネットワークシステムを運営しています。
  (通称「レインズ」と呼ばれています。)

  指定流通機構には、全国の不動産会社が加入していますので、幅広く購入者を探すことができます。

 

  ②広告媒体への掲載

 

  不動産会社は、不動産ジャパンのようなインターネット広告の他に、新聞の折り込み広告やダイレクトメールなどで集客活動を行います。
  なお、不動産広告には、不動産業界が設定した不動産広告の表示に関する自主規制基準があります。
  これを、「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」といい、適正な広告の表示基準を定め、誤解を招く恐れのある用語や根拠のない表現を規制しています。
  不動産会社の広告が、この表示規約に則っているかについては、売主も確認をしておいたほうがよいでしょう。

 

  ③オープンハウスの開催

 

  オープンハウスとは、誰にでも気軽に物件を見に来てもらうためのイベントです。
  購入希望者にとっては事前に連絡をしてから見に行く手間や煩わしさがないため、広く購入希望者を募る手段として活用されています。

  オープンハウスを開催するときには、事前に不動産会社が宣伝のために広告を配布する、現地看板などで案内するなどの集客活動を行います。

 

ポイント②買取保証とは

 

  買取保証とは、一定期間内に物件の売却ができなかった場合に、仲介を依頼した不動産会社が、あらかじめ決めた価格でその物件を買い取ることをいいます。

  既に買い換え物件が決まっているなどの理由で、一定期間内に必ず物件を売却しなければならない場合に利用することが考えられます。

  買取保証を利用した場合の買取価格は、物件ごとに個別に決められますが、一般的には不動産会社の査定価格より低くなります。
  どの程度の価格水準になるのかは、事前に十分確認をしておきましょう。

  ただし、買取保証は必ず利用できるものではありません。
  また、不動産会社によって、あるいは物件によって、対応は異なることに留意しておきましょう。

 

      不動産ジャパン ホームページより転載

              2015.10.31