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条件交渉と契約の準備2

2016.01.10

~ ②物件情報を提供する ~

  契約条件の調整が済んだら、いよいよ売買契約に向けての準備に入ります。
  不動産の取引では、物件や契約条件などに関する重要な事項について、不動産会社が買主に説明します。
  売主は、そのために必要な物件情報を提供することが必要です。
  物件情報を提供するに際して、次の4つのポイントに着目していきます。

   ポイント1 重要事項説明とは?
   ポイント2 重要事項説明のために情報を提供する
   ポイント3 告知書(付帯設備及び物件状況確認書)とは?
   ポイント4 重要事項説明の際の注意点

ポイント①重要事項説明とは?

  宅地建物取引業法の規定により、不動産会社は、売買契約が締結されるまでの間に、買主に対して物件や契約条件などにかかわる重要事項の説明をすることが義務づけられています。
  (これを「重要事項説明」といいます)。

  重要事項説明は、宅地建物取引士が、内容を記載した書面に記名押印し、その書面を交付した上で、口頭で行わなければなりません。

  買主へ物件などに関する詳しい説明を行うことで、契約後のトラブル防止が図られています。
  なお、重要事項説明で説明すべき主な項目は次の通りです。

  重要事項説明の主な内容(売買の場合)

  ・登記記録(登記簿)の記載事項
  ・法令に基づく制限の概要
  ・敷地と道路の関係、私道の負担に関する事項
  ・飲用水・ガス・電気の供給施設および排水施設の整備状況
  ・工事完了時における形状・構造など
  ・一棟の建物またはその敷地の管理・使用に関する事項
   (マンションの場合)
  ・売買代金以外に授受される金銭に関する事項
  ・契約の解除に関する事項
  ・損害賠償額の予定や違約金に関する事項
  ・手付金などの保全措置の概要
  ・支払い金または預り金の保全措置の概要

       不動産ジャパン ホームページより転載

              2016.1.10