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不動産会社を選ぶ

2012.05.22

不動産会社に仲介を依頼する。

 

住まいの購入に当たって、物件の情報を集めることは大切です。
自分でインターネットや情報誌などを使って、個別の物件情報を集めるだけでなく、物件情報や地域の情報をたくさん持っている不動産会社に物件探しを依頼するのも有効です。

 

ポイント①不動産会社が仲介業務で提供するサービス

 

不動産会社がしてくれること

 

(1)物件情報紹介

 

レインズ登録物件、自社情報、他社情報などから希望に近い物件を探索・紹介する。


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(2)現地案内

 

紹介物件の現地案内をする。


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(3)売主との条件交渉

 

売買価格やその他の条件について売主との間に立って調整・交渉を行う。


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(4)重要事項説明

 

物件や契約内容等について法律上の義務である重要事項説明を行う。

(この説明を十分に行うことでトラブルを防止する)


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(5)住宅ローン手続きの支援と売買契約の締結

 

住宅ローンの手続きをサポートする。
売買契約書の作成と手続きをサポートする。


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(6)物件の引渡し


現地立会いによる確認、引渡し手続きをサポートする。

 

不動産会社は、購入希望者の条件に合う物件情報を提供し、その後も、現地案内、売主との条件交渉、物件説明(重要事項説明)、契約手続き、引渡し手続き(現地立ち会い・代金や費用の決済等)など、不動産取引全体をサポートしてくれます。


また法律や税金などの専門的な分野についても、アドバイスを求めることができます。
特に売主との契約交渉を専門的知識を持たない当事者が直接行うことは難しいものですが、不動産取引のプロである不動産会社が間に入ることで円滑に交渉が進むことが期待できます。
不安な面があれば不動産会社に相談してみるとよいでしょう。
なお、仲介手数料は、このような不動産取引全体のサポート業務に対して発生するものです。

 

ポイント② 不動産会社ごとのサービス内容の違い

 

物件を探してもらう不動産会社を選ぶに当たっては、まず不動産会社の業務を理解して、受けられるサービスの内容について十分に確認することが大切です。

 

☆どのようなサービスが受けられるかを確認する。

 

次に仲介業務で提供されるサービス内容について個々の不動産会社による提供方法などの違いを具体的に確認していきましょう。

例えば、あまり積極的に物件情報を提供してくれない、あるいはサービス内容の説明が「あいまい」「いい加減」であると感じたら、納得できるまで説明を求めてみましょう。

その上で自ら信頼できる不動産会社がどうか判断して選ぶようにしましょう。

 

☆物件を探してもらう

 

不動産会社は、指定流通機構が運営する「レインズ」の豊富な情報データベースから他の不動産会社が売却依頼を受けている情報も含めて物件情報を探すことができます。
また、自社顧客の売買物件や他の不動産会社との連携により物件情報を提供してくれます。

不動産会社に物件を紹介されたからといって、必ず購入しなければならないわけではありません。
また、途中で物件探しを中止したり、同時に他の不動産会社に物件探しを依頼することも可能です。
まずは、不動産会社から幅広く情報を集めてみましょう。

 

ポイント③ 希望通りの住まいを探すコツ

 

希望の住まいの条件を不動産会社に的確に伝えることが、購入への近道となります。
不動産会社に物件を探してもらう際に、伝えておきたいのは「エリア」「物件の種類」「予算」「入居時期」です。

 

「エリア」は、路線や最寄り駅まで絞り込んでおくと不動産会社も物件を探しやすくなります。
「物件の種類」は一戸建てか、中古マンションなどです。
「予算」について上限を決め、それが「住宅の予算」なのか、「住宅購入のための総予算」なのかも伝えましょう。

 

希望の条件を伝えたら、その条件が妥当なのかなど、不動産会社からアドバイスをもらいながら、希望条件をより具体的に絞りこみます。条件にあう物件がなかなか見つからない場合は、優先順位の低い希望条件を変更するなどして、物件の範囲を広げることも検討しましょう。

 

なお、当初の希望条件が明確でないときは、物件情報を見ながら、条件を明確にしていくこともあります。
この場合は、気に入った物件の条件を整理して不動産会社に伝えながら希望条件を明確にしていきましょう。

 

                            不動産ジャパンホームページより転載 2012.5.22