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現地見学時のチェックポイント

2012.02.06

不動産広告を見て、気に入った物件が見つかったら、現地へ出かけて、広告などの情報だけでは分からないことを詳しくチェックしましょう。

 

ポイント1 周辺環境を確認

 

現地見学でしっかり確認したいのが、環境や利便性などの周辺環境です。

駅までのアクセス・公共施設や利便施設等の有無はもちろんのこと、嫌悪施設や広い空き地などの有無を自分の目で確認しておくことが重要です。

広い空き地がある場合は、大規模な建物が建築されることで環境が一変する可能性もあります。

建築予定建物を知らせる看板が設置されている場合もありますので、確認します。

周辺環境の確認に当たっては、事前に地図などので周辺の様子を調べておくと現地での確認がスムーズに行えます。

なお、時間帯や曜日を変えて、周辺環境をチェックすることも大切です。 昼と夜、平日と休日では周辺の雰囲気が違う場合があります。

また雨天時は雨水が流れ込む場所や水はけの悪い場所などが分かります。 購入すれば長く住むことになるわけですから慎重に確認しましょう。

【周辺環境のチェック項目例】     

□最寄駅までの所要時間     

□バス停までの所要時間     

□駅やバス停からの道路は安全か     

□学校までの所要時間(子供の足で)     

□公園など子供の遊び場は近くにあるか     

□銀行・郵便局は近くにあるか     

□病院は近くにあるか     

□スーパーは近くにあるか     

□近所に騒音や臭いので出る嫌悪施設はないか     

□周辺に日当たりを遮る建物はないか     

□周辺に建築予定の建物はないか

 

ポイント2 現地見学のチェック項目<新築物件編>

 

新築の場合、未完成物件なのか、完成物件なのかで確認できるポイントは違ってきます。

完成物件の場合、実際に物件を見ることができるので、広さや仕様、設備などのほか、窓からの眺望なども細かくチェックしましょう。

未完成物件でモデルルームを見学する場合は、購入を希望する物件との間取りや広さの違いを考えながら見ていきましょう。

また設備が標準仕様ではなく、オプションであることも多いので、しっかり確認しましょう。  

【現地見学でのチェック項目例(新築物件編)】   

 

○建物・間取り・設備について(一戸建て・マンション共通)     

 

□住宅・建物の向き     

□窓からの眺望     

□通風と日当たり     

□各部屋の広さ     

□部屋の配置     

□キッチン・浴室・洗面室の動線     

□水まわり設備機器の仕様     

□収納量     

□建具や内装材の色や質感     

□外観デザイン     

□玄関の印象     

□屋外収納やトランクルームの大きさ     

□床暖房やエアコンなどの設備機器     

□遮音性・断熱性・耐震性・耐久性について     

□庭やバルコニーの広さ     

□オプションと標準仕様の確認   

○共用部分・管理について(マンションの場合)     

□エントランスの印象     

□オートロックの有無     

□エレベーターの数と位置     

□駐車場の有無や位置     

□駐輪場、バイク置き場の有無や位置     

□ゴミ置き場の位置     

□集会所やその他の共用施設     

□規約や使用規則 (ペットの飼育の可否・リフォームの制約)     

□管理形態

 

ポイント3 現地見学のチェックポイント項目<中古物件編>

 

中古物件の場合は、新築物件でのチェック項目に加えて建物の維持管理状況や設備などの傷み具合も確認したいポイントです。

一戸建の場合は建物の外壁や屋根、建物の基礎や土台をマンションの場合は、外壁や共用廊下などを見て、大きなひび割れや傾きがないかを注意しましょう。

自分では、状態の判断が難しく不安な場合は、建築士等の専門家に同行してもらい確認やアドバイスをしてもらう方法もあります。

なお、中古物件を見学する場合は、売主が居住中のこともありますのでマナーに気をつけましょう。

また、設備や内装の汚れや傷、欠陥などに気がついても、後で不動産会社の担当者に相談するとういった配慮が必要な場合もあるでしょう。

 

【現地見学でのチェック項目例(中古物件編)】   

○建物・間取り・設備について(一戸建・マンション共通)

 

□住宅・建物の向き     

□外壁の汚れ、傷、クラック(ひび割れ)など     

□土台の傷・クラックなど     

□窓からの眺望     

□通風と日当たり     

□各部屋の広さ     

□部屋の配置     

□キッチン・浴室・洗面台の動線     

□水まわり設備機器のの仕様     

□水まわり部分の汚れ     

□収納量     

□内装材の色や質感、汚れ     

□建具の色や質感、汚れ、開閉の具合     

□外観デザイン     

□玄関の印象     

□屋外収納やトランクルームの大きさ     

□床暖房やエアコンなどの設備機器の仕様     

□遮音性・断熱性・耐震性・耐久性について     

□設備機器の経過年数と稼働するかどうか     

□庭やバルコニーの広さ     

□リフォーム済みの場合はその内容     

□過去の修繕履歴   

 

○共用部分・管理について(マンションの場合)

 

□エントランスの印象     

□オートロックの有無     

□エレベーターの数と位置     

□駐車場の有無や位置     

□駐輪場、バイク置き場の有無や位置     

□ゴミ置き場の位置     

□集会所やその他の共用施設     

□ペットの飼育の可否     

□リフォームの制約     

□管理形態     

□管理の状態(トラブルの有無)     

□長期修繕計画の有無や実施状況     

 

不動産ジャパン ホームページより転載  2012年2月6日