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人気の集まる賃貸物件「コンセプト型賃貸住宅」とは  2021年10月号

2022.03.14

日本の総人口は2008年をピークに年々減少傾向にあり賃貸物件を貸し出す
オーナーにとって厳しい状況が続くと予想されています。  
また、相続税の節税などを目的とした賃貸物件の建築が増加し、需要と供

給のバランスが崩れていることも同様の懸念を助長しています。  
今回は空室対策としている「コンセプト型賃貸住宅」の特徴についご紹介

します。  
  
コンセプト型住宅とは?  
  
コンセプト型賃貸住宅は、一般的な賃貸住宅と異なり特定の層をターゲッ

トにしています。賃貸物件のなかには、今までもファミリー向けや単身者

向け、女性専用、ペット飼育可など大まかなターゲットを設定しているも

のもありました。しかし、コンセプト型賃貸住宅はより明確に、特定の趣

味や嗜好を持つ方に向けて造られている点で一般的な賃貸物件とは異なり

ます。コンセプト型賃貸住宅は、狭い市場を獲得するために設計されてい

ます。
特定の趣味や嗜好を持つ方には高い満足度を得られる物件となっていて、

長く住み続けてもらえる可能性が高まります。
  
デザイナーズマンション  
建物の外観だけでなく、間取りや素材、設備のレイアウトなどにもこだわ

っているため、個性的な造りを実現できます。コンクリート打ちっぱなし

のスタイルや木の質感を活かしたデザイン、ガラス張りで実現した開放的

な間取り、部屋の中央に螺旋階段を配置した空間などがあります。  
  
ガレージインマンション  
一階部分にガレージを設け、直接住宅部分に入ることのできる物件をガレ

ージインマンションと呼びます。自動車やバイクを趣味にしている方を

ターゲットとした物件です。
入居者が専用のガレージを持つことができるため、安心して愛車を管理

できます。
  
環境対応型住宅  
オール電化やシックハウス対策など、環境対策に配慮した住宅を「環境対

応型住宅」と呼びます。
とくに、子育て世代には需要が高く、自然素材を取り入れた物件が人気を

集めています。
  
ペット共生型マンション  
一般的なペット可物件ではなく、飼い主とペットが快適に暮らすことがで

きるよう配慮されたマンションを「ペット共生型マンション」と呼びます。
単に一緒に住むことができるだけでなく、ペット専用の足洗い場や出入口、

室内に設けられたキャットタワー、ドッグランなどの設備が整っています。