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2018年度 新入社員のタイプ 2018年7月号

2019.01.17

「SNSを駆使するチームパシュートタイプ」

~SNSを活用してグループの協力関係を作りスピーディーに活動~

 

今年の新入社員の皆さんも入社から3ヶ月が経ち、そろそろ仕事に慣れて
来た頃でしょうか?我が家の娘も今年無事就職し、ホッとしている今日
この頃です。

 

今年の新入社員のタイプを人事労務分野の情報機関である産労総合研究所が
発表しました。 
これは、企業の人事担当者、大学のキャリアセンター担当者などから成る
「新社会人の採用・育成研究会」が、当所調査の「2018年度新卒者の採用・
就職と特徴に関する調査」や2018年度の採用・就職支援活動などを踏まえて、
今年の新入社員の特徴と育成のヒントをまとめたものです。 

 

新入社員のタイプ
オリンピックで金メダルを獲得した女子チームパシュート。3人が順序を入れ
換えながらリンクを疾走する姿が記憶に残る。今春の新入社員は、ここ数年
続く売り手市場傾向を追い風にスピーディーに就職活動を終えることができた。
ひところの就職「氷」河期とは様変わりである。とはいうものの、学生にとっ
て就活は学生時代の一大事業であることに変わりはない。少数の仲間同士で
SNSを活用し、綿密な情報交換で協力関係を構築し、内定というゴールを
めざした。
就活は短期決戦だったが、入社すればおよそ40年もの長期戦である。自分なり
のテーマをもって仕事をする努力を怠れば周回遅れも。

 

厚生労働省と文部科学省の調査によれば今春の大卒新入社員の内定率は91.2%
(2月1日時点)と、調査開始(平成9年3月卒)以来の最高値を記録した。平成23年
3月卒の77.4%から7年連続増加したことになり「売り手市場」傾向の定着が見
られる。反面、有効求人倍率が上昇に転じた平成22年以降、大卒新入社員の
3年以内の退職も30%台で推移している。