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測量図について 2018年1月号

2018.07.18

測量図とは所有されている土地を測量した図面ですが、

測量図には3種類あるのはご存知でしょうか?

確定測量図・現況測量図・地積測量図の3種類です。

 

①確定測量図

隣地所有者が立ち会って境界を入れて承認した図面です。

隣地所有者立ち合いの元で境界を入れて測量した図面です。

確定測量図には必ず隣地所有者が立ち会って承認したサイン

があります。それが境界確認書になります。

確認書に 隣地所有者の記名押印がある書類です。

これでご自身が所有している土地の境界・面積がはっきり

する事ができます。

②現況測量図

境界が入っていたら境界を目印とし、境界が入っていなければ

塀などを境界と仮定して測量したものです。字のまま今現在

ご自身が所有しているだろう範囲(現況)の土地を測量した

ものです。

 

 

③地積測量図

土地の面積(地積)を法的に確定した図面です。

法務局で取得できる図面になります。

①確定測量図を基に情報を抜粋しております。

不動産登記令に基づき、土地の表題登記、分筆の登記等を

申請する際には、地積測量図を添付しなければなりません。

 

 

全ての土地に地積測量図があるわけではありません。

法務局に登記されていないケースもあります。

ぜひ一度法務局で取得されてみても良いと思います。

また、近年では売買の際は①確定測量図をお渡しするように

なっています。

確定測量をされていない場合は、売却中に土地家屋調査士へ

ご依頼する事になってきます。

近隣との土地境界の紛争は後世まで残ります。

出来るタイミングで行っておく事が重要です。