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100歳までボケない101の方法 2018年12月号

2019.06.15

今月は人から紹介された本です。
著者  白澤 卓二 
順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授
文芸春秋 発行    700円

 

長野県民はPPKだと言う。これはピンピンコロリの略語で、
歳をとってもピンピン元気で天寿が来れば周りの人に迷惑を
かけないでコロリと死んでいくのが理想だと言うことです。


       
そのような理想的な生き方をするには日頃から気をつけておきたい
ことや、やっておかなければならないことがあるということです。

 

年齢が100歳を過ぎても、身の回りのことができ自活している人の
ことを元気な「百寿者」(ひゃくじゅしゃ)と呼んでいます。
ボケにくい人ほど長生きすることができるそうです。
以下その方法を紹介しています。

 

○115歳の大好物はニシンとオレンジジュース
ニシンは動脈硬化を防いで、心臓病や脳卒中のリスクを減らします。
また、野菜ジュースを週に3回以上飲む人は、アルツハイマー病の
リスクが週1回の人より76%も低下するそうです。

 

○リンゴは皮まで食べる
リンゴはプロシアニジン類のポリフェノールが豊富であり、この
プロシアニジンは脂肪の蓄積を抑制する働きがあり、がん細胞を
自死させる働きがあり、心臓の老化も抑えます。
リンゴのポリフェノールは、皮のすぐ下のところに存在しており、
無農薬のものを選び、できれば、まるごと食べたいものです。

 

○魚の王様はサケ
サケの赤い身には、抗加齢効果があります。動脈硬化や老化の原因
になる酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
また、サケにはビタミンA、B2、D、Eなどのビタミン類や、
EPAやDHAも豊富に含まれていて、生活習慣病の予防にもなります。

 

○野菜の王様はブロッコリー
ファイトケミカルは体の中の酸化を防ぐ抗酸化作用、がん細胞を増や
さないようにする抗腫瘍作用があります。
このファイトケミカルを200種類以上もっているのが、ブロッコリーです。
また、胃潰瘍や動脈硬化・便秘予防にも効果的です。

 

○緑茶のカテキン
お茶の産地でお茶をたくさん飲む人はがんにかからないという報告が
あります。

 

○自前の歯を持っている人はボケない
認知症がまったくない正常な人たちは、平均で14、9本の自前の歯を
持っていたが、軽度の認知症が疑われる人たちは13、2本、 認知症
の疑いが強い人たちでは9、4本であった。

 

○おしゃれな人
おしゃれは自分のためにするだけでなく、他人に喜んでもらおうと
するものである。
この人への心遣いが、脳を刺激しています。

 

○嫌なことはどんどん忘れる
百寿者の多くは、くよくよと思い悩む人がほとんどおらず、楽天的な
性格の持ち主です。

 

○旅は脳の活性化に欠かせない
旅行に行くこと自体が、日常生活とはなれ、新たな経験を積むことに
なり、それも脳の活性化を進める。

 

~ 終わりに ~
まだまだありますが、ここで一区切り。
健康で幸せな人生を一日も長く。
それこそPPKを目標に。
そのためにも自分の生活を見直しできることからはじめてみましょう!